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太陽フレアAI予報システムDeep Flare Netのページです。
太陽面爆発フレアが宇宙嵐を引き起こし、通信障害や衛星故障など、
私達の社会にも影響を及ぼすことがあります。
本システムでは今後24時間以内に発生する最大クラスの太陽フレアを深層学習を
使って予報し、数時間毎に更新
しています。
Today's forecast by DeFN 131A
Flare Forecast by NICT:
NICTでは毎日人手による予報が行われています。
宇宙天気予報会議ではDeep Flare Net |
Impact by Solar Flares:
太陽フレアの規模は、放射されるX線の量でクラス分けされて
います。大きい方からX, M, C, B, Aと分類され、地震と同じく
10倍大きくなるとクラスが1つ上がります。
主にM1.0クラスの5倍のM5.0以上のフレアが発生すると、X線放射によって地上
で無線通信(短波通信)が使えなく
なるブラックアウトが8分後(観測とほぼ同時)に起こるため、警戒が必要です。
フレアによる影響度は米国NOAAの
Rスケールもご参照下さい。
図1: 太陽フレア観測とX線光度曲線の例 (GOES衛星/NOAA) [現在の様子]
太陽フレアによって短波通信が減衰することを、デリンジャー現象
とか突発的電離圏嵐と呼びます。短波通信は、高層大気である
電離圏での反射を使って長距離の通信を可能としています。
しかしフレアのX線によって大気が加熱されると、電波が吸収されて
反射せず、通信ができなくなってしまいます。
この現象は地球の昼側で起こります。
図2: 太陽X線観測に基づくデリンジャー現象の世界マップ。
カラーバーは影響度合いを表し、
地球の昼側で影響が大きい。赤線は短波通信を使った大陸間長距離通信の
経路。[現在の様子]
太陽フレアはX線以外にも高エネルギーの荷電粒子を放出し、
宇宙飛行士や航空機搭乗員の被ばく、極域地方での通信異常の原因
となります。またコロナ質量放出(CME)と
呼ばれる噴出現象が地球にぶつかると地磁気や電離圏の嵐を引き起こし、衛星運用や
衛星測位、停電など様々な
影響のリスクが高まります。詳細は下記動画をご覧下さい。
動画1:宇宙天気予報とフレア予報を優しく解説します |
動画2:研究者による太陽フレア予測の小学生向け講座 |
Links:
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謝辞:
本研究の一部は、科研費JP18H04451の補助を受けて実施しました。
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